2024女子プロゴルフツアーが2月29日、沖縄県の琉球GCで開幕。岩井千怜が最終日西郷真央との“マッチプレー”を制し、大会記録の計18アンダーで通算5勝目を挙げました。オフのトレーニングでパワーアップした岩井の攻撃的なゴルフに目を奪われましたが、注目したいのが2013年賞金女王の森田理香子の復帰でした。
森田選手は賞金女王を獲得した後の燃え尽きと、アプローチイップスが原因でツアーから撤退。19年には一ノ瀬優希選手のキャディーとしてツアーに参加し、ここ数年はYouTubeやインスタグラムで以前と変わらぬ美しいスイング動画を配信してきました。森田選手は引退宣言をしていないので、「いつかはツアーに戻るのでは」と期待するファンも多かったと思います。
そして今回、2018年以来、5年8か月ぶりの復帰。魅力の飛距離はさらに伸びていました。
森田選手の初日は圧巻で、計測ホールの11番で300㍎を記録するなど、271㍎で参加選手中1位を記録。4日間の平均飛距離は255.6㍎で、穴井詩に次いで2位となりました。2018年の平均飛距離は241.71㍎だったので、間違いなく、パワーアップしています。スイング動画をみると、決して強振せず、腰を切りながらしなやかにスイング。契約するプロギアの動画などでスイングスピードは46m/sも出ているので、この飛距離には納得です。
配信されたアマチュアへのレッスン動画では、飛ばしの秘訣に「股関節を意識したアドレス」「力みのない上半身」「左に壁を作らず回転する」などを挙げています。飛距離を生み出すポイントである「素早い腰のキレ」については、「小さい時から無意識にやっているので、メリットもデメリットもある」と語っています。
森田選手の復帰初戦は、4日間トータル+1の36位タイ。森田選手は自信のインスタで「6年ぶりの試合は想像以上に疲れました。試合前から終始緊張していて私も普通の人間だなと感じました」と心境をつづっています。
まだ初戦が終わったばかりですが、飛距離(2位)や平均バーディー数(14位)は上位ですが、アプローチが反映されるリカバリー率(69位)、パーセーブ率(48位)はまだまだ。出場できる試合は限られていますが、徐々に調子を挙げて、年間を通じて存在感を見せてほしいものです。
時田 弘光
~No Golf No Life~
以前は真剣に競技ライフを送ってきた雑草勤め人ゴルファー。
現在はおひとりさまゴルフなどで、自堕落でゆるいラウンドを楽しんでいます。全盛期は7000㍎級のコースでクラチャンになったこともありますが、今はドライバーで200㍎の壁と戦っています。










