ツアーを盛り上げる黄金世代 – 雑草リモートゴルファーの徒然日記Round54

“黄金世代”がツアーを盛り上げています。海の向こうでは、渋野日向子が米女子ツアー「ロッテ選手権」(ホアカレイCC、米ハワイ州)で優勝争いを繰り広げて惜しくも2位。熊本で開催されたJLPGA今季第7戦「KTT杯バンテリン・レディース」(熊本空港CC)では、植竹希望が2時間にも及ぶ6ホールのプレイオフを制してツアー初優勝を飾りました。

強い風の中、渋野は安定したドライバーショットに加え、絶妙なアプローチとパッティングで、決勝ラウンドの36ホールを6バーディー、ノーボギーの素晴らしいラウンドでした。スイング改造への批判も多かった渋野ですが、結果でその選択が正しかったことを証明しています。植竹も、キレのいいアイアンショットで4人のプレイオフを勝ち抜き、涙の初優勝でした。

この2人、1998年度生まれの黄金世代。植竹選手は2019年の「CAT Ladies」で初優勝した浅井咲希に続き、10人目の優勝となりました。

この世代は突出して強い。まずは米女子ツアーで戦う畑岡奈紗が、アマチュアだった2016年に日本女子オープンに優勝。2017年、2019年大会にも勝ち、2019年には日本女子プロ選手権も制覇。昨年は全米女子オープンで、惜しくもプレイオフで笹生優花に敗れて2位と、メジャー大会にめっぽう強い。海外でもウォルマート・アーカンソー選手権など5勝を挙げています。昨年11月に日本国籍を取得した笹生に続く、日本人4人目のメジャー制覇が期待されます。

さらに複数優勝者では、勝みなみが5勝、小祝さくらが4勝、今年から米女子ツアーに本格参戦している渋野が全英女子オープンを含む7勝、原英莉花が4勝、そして大里桃子が2勝。一方、2勝目を期待されているのが、浅井、新垣比菜、河本結といったところです。

日本女子オープンに限ると、2016年以来、2018年のユ・ソヨン(韓国)以外は、2021年の勝みなみ、2020年の原英莉花と、黄金世代のみが優勝を手にしています。

ちなみに2000年度に生まれたプラチナ世代(ミレニアム世代)も活躍しています。その筆頭が、アマ時代に富士通レディスに勝ち、プロ入り後も6勝を挙げている古江彩佳です。渋野とともに、今季から米女子ツアーに参戦していますが、まだ上位の成績は残していません。今後の活躍に期待したいですね。

古江に続くのが、昨年のワールドレディスを含むツアー4勝の西村優菜。熊本でも植竹とのプレイオフに破れて、惜しくも今季初優勝を逃しました。そして、植竹とのプレイオフを6ホール戦ったのが吉田優利。すでに昨年2勝を挙げており、クールで強気のプレーが印象的です。

こうした若いスターたちの活躍の一方で、上田桃子や横峯さくら、大山志保らのベテランも奮闘する女子ツアー。海外の日本人選手の活躍とともに目が離せません。

時田 弘光

~No Golf No Life~
数年前まで真剣に競技ライフを送ってきた雑草勤め人ゴルファー。現在はおひとりさまゴルフなどで、自堕落でゆるいラウンドを楽しんでいます。飛距離に難のある56歳。

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