スコッティ・キャメロンは特にブレード型パターで有名な高級パターブランドだが、今回発売されるのはトゥとヒールに「翼」の生えた、ブレードとマレットの融合型パターだという。
オデッセイの各モデルの「#7」や、先日の全英オープンでタイガー・ウッズが使用したタイトリストのARDMORE もこれに似た形状のパターで、最近市場でも人気が出ている。
ブレード型パターはマレット型より扱いが難しい。タイガー・ウッズもマレット型へシフトしたことを考えると、アマチュアゴルファーにも同様の動きが加速しそうだ。
スコッティ・キャメロンのNEWPORT/NEWPORT2のようなブレード型を買ってはみたが上手く使いこなせなかったゴルファーが、このConcept Xに変えるケースも多いだろう。
「高級」「限定品」「品質」でブランディングをしてきたスコッティ・キャメロンだが、今回はこのやさしい“セミ”ブレードパターで新規顧客を取り込もうとしているようにも見える。
ここ10年ほど目立った技術的進化がないパターだが、スコッティ・キャメロンでさえも売上を作るために新しい挑戦をする必要に迫られていることが垣間見える。
(MYGOLFSPY JAPAN編集部)