2021年のボールテストは、最も人気のある「ウレタンボール35モデル」、「リフィニッシュ(再利用)ボール」、「ピナクル練習場用ボール」の37モデルをテストした。
ヘッドスピード3タイプ(「高ヘッドスピード編」・「中ヘッドスピード編」・「低ヘッドスピード編」)での「ドライバー」と、それぞれに対応する「8番アイアン」、グリーン周りのスピンを測定するために、「約55ヤードの距離でウェッジテスト」を行った。
アマチュアゴルファーが、自分のプレーに適したボールを選ぶのはとても難しい。もしかしたら、今あなたが使っているそのゴルフボールのせいで、スコアを落としている可能性もある。
2019年に『ミスショットはボールのせい?』という記事を紹介したが、今回のテストは更にグレードアップして皆さんに情報をお伝えする。是非この調査結果を、あなたの最適なゴルフボール選びに役立ててほしい。
皆さんも聞いたことがあると思うが、そう、実は「ボール選びはクラブを選ぶことよりも重要だ」。
メーカーはあまり気づいてほしくないようだが、実際のボール性能には「ばらつき」がある。その「ばらつき」に関しては、MyGolfSpy の『Ball Lab(ボールラボ)』で各モデルの品質調査結果を報告している。
また、どのゴルフボールを使っても、「飛距離は変わらない」という話も聞いたことがあるかもしれないが、飛距離が異なるどころか「驚くほどの差」がある。
現在のボール市場は、未だ「Pro V1」の独占状態だが、テーラーメイドのシェアはわずかに上昇しており、数年先を考えるとテーラーメイドはタイトリストにとって脅威の存在であることは間違いない。
今回のテストで、テーラーメイドの「TP5」の「スピン性能」にはとても驚かされた。全体から見ても、同コンプレッションカテゴリーの中でも「最もスピン量の高いボール」だった。
さらに人気のキャロウェイ「Chrome Soft(クロムソフト)」は、今年「ボールを変えたボール」として注目されたが、今回は「性能」が大幅に向上している。
是非ともボール選びを軽視せず、クラブを選ぶ時と同じように真剣にボール選びに向き合ってみてほしい。きっとこのテスト結果を見れば、あなたのゴルフボールの常識が変わるだろう。
(MYGOLFSPY JAPAN編集部)