スリクソン「ZX Mk II」ドライバーは、色んな意味でスリクソンそのものを完璧に反映している。
今回の話は、確かなパフォーマンスや、実際に違いをもたらしてくれる段階的なテクノロジーの進化、そして驚くほどのコストパフォーマンスについて。とはいえ、驚くほどの変化はない。
新ドライバーシリーズは、お馴染みの2モデルと異端な1モデルで構成されている。「ZX5」と「ZX7」は長年に渡る特徴を踏襲しており、「ZX5」が高弾道でより「寛容性」があるモデル、「ZX7」は低弾道で上級者向け。そして新たに登場した「ZX5 LS」は低スピンが特徴だ。
スリクソンは、いつも新製品発表のサプライズが上手い。2年前は「ZX4」の中級者向けアイアン、そして今年は「ZX5 Mk II LS」ドライバーときた。
何々、スリクソンさん、気になるじゃないの。
ドライバー市場において、“上座”の枠は限られている。その枠はテーラーメイド、キャロウェイ、タイトリスト、PING、そして規模は小さいがコブラで、ほぼ埋まってしまっている状況で、他社にとって残された“イス”は希少だ。
挑戦者という立ち位置のブランドにとって、ここに変化を起こすことは不可能ではないが非常に困難。そして、このことは特にスリクソンにも当てはまる。
「日本のメーカー、そしてリスク回避型企業として、適当なアピールはしない」とスリクソンのR&Dバイス・プレジデントであるジェフ・ブランスキー氏は語る。
「しかし、今回のドライバーは、マスターズでも全英オープンでも勝っているし、LPGAのメジャーでも3勝した。ツアーでは十分に実証済みだ」。
スリクソンによれば、現在のケプカはツアー限定の「ZX7」低スピンモデルを使っているようだが、クラブにうるさい松山英樹は新しい「ZX5 LS」を気に入ったようで試合に投入したという。
徐々に進化した技術力の改良により、良いドライバーは生まれるのだろう。
見よ!これがスリクソンのやり方だ!!
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(MYGOLFSPY JAPAN編集部)