握り方を変えてバーディーラッシュ~小祝が節目の10勝目 – 雑草リモートゴルファーの徒然日記Round135

小気味よいリズムでプレーする小祝さくら(25)がヤマハ・レディース葛城(静岡・葛城GC=6455ヤード、パー72)の最終日、上がり5ホールで4バーディーを奪う逆転で今季初優勝。プロ8年目で節目となるツアー10勝目を挙げました。

最終日は首位の竹田麗央(20)に5打差からのスタート。優勝後のインタビュー動画で小祝選手は「逆転できると思っていなかった。想像以上の結果を出すことができていい1日だった」と話しました。

首位の竹田がスコアを落とし、リーダーボードの上位陣は終盤、混戦状態に。小祝選手は13番でボギーとしたものの、14番パー4で切れ味のいいアイアンショットで2㍍のバーディーパットを決め、15番でも3㍍を沈めました。そして難易度の高い16番パー4でも8㍍をねじ込んで、首位に躍り出ました。

「途中、並んでからチャンスがあると思った。最後の2ホールはプレッシャーがあったけど、自分のゴルフをしっかりすることができた」と小祝選手。最終18番は打ち下ろしの525㍎パー5。ドライバー、スプーンでセカンドをうまくつないで、3打目はグリーン手前からの約25㍎のアプローチ。「取れるかなという不安があった」と振り返る小祝選手は、しっかりとピン横40㌢につけて、バーディーを決めました。

今季は2戦目の明治安田レディス、3戦目のVポイント×ENEOSでは鈴木愛にプレーオフで敗れて2週連続の2位。16位に終わった先週のアクサレディスin宮崎でパットが入らず、「今週はパターの握り方を変えました。そのおかげでよく入った」。

まず右手でグリップし、右手の下に左手を添える“クロスハンド”グリップにして、パターの安定感が増したそうです。小祝選手といえば、昨年はドローからフェードに球筋を変えるなど、柔軟な思考でプレーしています。

今季のスタッツを見ると、平均ストロークは69.48で1位。平均パット数(パーオンホール)は1.734で3位。パーオン率は74.19で4位。バーディー獲得数は71個(15.5ラウンド)で首位。飛距離とフェアウエーキープ率の順位を足したトータルドライビングも6位で、ショットとパットの安定感が多くのバーディーを生んでいます。

小祝選手はプレーのテンポが小気味よい。微妙な距離のパットもアドレスして、モジモジすることはありません。構えたら、さっと打つ。見ていて清々しいプレーです。「(うまくいかない時は?)あまり深く考えない。切り替える。考えすぎるといいことはないのでポジティヴに切り替えるようにしている」。プレーのテンポだけは、心がけ次第で、我々アマチュアもマネすることができますね。

今回の勝利で1998年度生まれの黄金世代としては、初の日本ツアー10勝(畑岡奈紗は日米11勝)を挙げた小祝選手。今季はさらに勝ち星を重ね、世界ランクを上げることで、海外メジャーでの活躍も期待したいと思います。

時田 弘光

~No Golf No Life~
以前は真剣に競技ライフを送ってきた雑草勤め人ゴルファー。
現在はおひとりさまゴルフなどで、自堕落でゆるいラウンドを楽しんでいます。全盛期は7000㍎級のコースでクラチャンになったこともありますが、今はドライバーで200㍎の壁と戦っています。

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