USGAとR&Aがゴルフボールの飛距離抑制へ – 雑草リモートゴルファーの徒然日記Round125

年末にとんでもないニュースが飛び込んできました。全米ゴルフ協会とゴルフ競技の総本山・R&Aが、プロだけでなくアマチュアも含め、すべてのゴルファーの飛距離を抑制するとういもの。両団体は来週早々にも正式発表するそうですが、現在、市場に出ているボールを不適合(non-conforming)とするようです。米ゴルフダイジェスト電子版によると、この方針は2028年にプロ、そして2030年にすべてのゴルファーに適用されます。

新しい規定では、用具メーカーの協力の下、ボールの製造方法とテスト方法を変更して飛距離を抑制するそうです。発表まで詳細は不明ですが、Today’s Golfer によると、「スイングロボットによる計測で時速125マイルのスイングスピードで打ったボールが317㍎を超えないもの」に規制されます。飛距離が300㍎を超えるツアープロの場合、5%、つまり15㍎前後の飛距離ダウンとなるそうです。

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飛距離が多少落ちたところで、スコアに影響はない?

ヘッドスピードが遅いアマチュアの場合、5~10㍎飛ばなくなる。ドライバーで250㍎を飛ばす方々は237.5㍎に。自称210㍎の筆者は、ついにドライバーで200㍎を飛ばせなくなるんですね(涙)。2030年というとミッドシニアになるので、余計飛ばなくなる。トホホ。

この規制で、今や300㍎を超えるPGAツアーの平均飛距離は290㍎前後となり、1990年代後半の飛距離に戻る見通し。マスターズが開催されるオーガスタ・ナショナルは、タイガー・ウッズの登場からパワーゴルフ時代に突入したことで、各ホールの長さを伸ばし続けてきました。コース設計の観点からも、プロの飛距離が伸びたことでフェアウエーバンカーなどのハザードが意味を失い、ゲーム自体が「飛ばして入れる」という単調なものに変わり、今回の飛距離規制につながったと言えます。

飛距離を武器とするツアープロの多くはこの規制に反対しているようですが、ロリー・マキロイはこう言います。

「多くのアベレージゴルファーの飛距離が5~10㍎落ちたところで、実際のスコアやハンディキャップ、そしてゲームの楽しさに影響を与えるものではない」

ロリー・マキロイ

長年、飛ばないゴルフを楽しんできた筆者もそう思います。

テクノロジーやトレーニングの進歩でゴルファーの飛距離は伸び続けてきました。コースの総距離を伸ばすのは物理的に難しく、持続可能性を求める時代ならではの決定ではないでしょうか。

時田 弘光

~No Golf No Life~
以前は真剣に競技ライフを送ってきた雑草勤め人ゴルファー。
現在はおひとりさまゴルフなどで、自堕落でゆるいラウンドを楽しんでいます。全盛期は7000㍎級のコースでクラチャンになったこともありますが、今はドライバーで200㍎の壁と戦っています。

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