以前、PINGの開発部門を統括するポール・ウッド氏はこう言った。
「我々PING社CEOのジョン・A・ソルハイムと社長のジョン・K・ソルハイムは、前作を上回るものができたと『100パーセントの確信』で言えない限り、絶対に新製品を発表しない。それが我々のプライドだ」。そして「皮肉な話だが、『G400 LST』が大成功したおかげで、ひどく苦労した」と。
どんなゴルフメーカーも商品を進化させたいと思っているが、ゴルフ業界では1年サイクルでその進化を問われてしまう。
どんなイノベーションでも、スケジュール次第であり、進められるのはごく小さな一歩でしかない。それは最小限の進歩だったり、時にはかなりの大きな進捗が見られることもあるが、全くなかったりすることだってある。
皆さんもご存じの通り、PINGは派手な宣伝はしない常に控えめなメーカーとして知られている。さらに見た目も至ってシンプル。
ド派手な真っ赤なフェースや見た目のインパクトが無くても、もちろん誇大な広告がなくても、テクノロジーを全面に押し出し訴え掛けるものが無くても売れる。
これは、ある意味PINGへの信頼が高いと言えるのではないだろうか。
テーラーメイドのような派手さも圧倒的な存在感も、キャロウェイのような華やかさもない。
PINGにあるのは、ゴルファーからの圧倒的な「信頼性」だ。そして、「PING」というメーカーを一言で表すなら、「控えめで真面目な実力者」だろう。
皆さんにとって、「PING」はどのような存在だろうか?どんなイメージをお持ちだろうか?
そんなPINGのここ最近のモデルを振り返り、どの程度の進化を遂げているのか?また、PINGのドライバーを選ぶとしたらどのモデルがあなたに合っているのか?
まずは、「2020年モデル」から振り返って見ていこう。
名器越えを強いられた挑戦から
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(MYGOLFSPY JAPAN編集部)