キャビティバッグ・ウェッジという発想は決して新しくもないが、クリーブランドは2017年にオリジナルの「CBX」を発表し、その水準を高めた。
スタンダードなブレードタイプのウェッジから設計を起こすのではなく、クリーブランドは、対象ゴルファーが使っている「キャビティバックの中級者向けアイアン」と同じような「寛容性」があるウェッジを作るためにゼロから着手したのだ。
「CBX」シリーズは、強いて言うなら、ボールを打つ技術が完璧とは言えないゴルファーのために、ウェッジ市場を見直したクリーブランドの努力の結果と言えるだろう。
大型で寛容性がありキャビディバックのアイアンを使っている人に向けた、大型で寛容性があるキャビディバックのウェッジだ。
今回の「CBX ZIPCORE」ウェッジは、その名の通り「ZipCore(ジップコア)」テクノロジーを搭載。これにより、「MOI(慣性モーメント)」をさらに向上させ、より易しいウェッジを実現しているという。
では、このウェッジは皆さんが探していたものなのだろうか?
アマチュアゴルファーの数千ショットを具現化する高性能シミュレーションテクニックを開発し、アマチュア向けに作った「CBX ZipCore」ウェッジ。
今回、クリーブランドには、かなり巧妙な策略があるようだ。では、その点も含めて詳しく見ていこう。
(MYGOLFSPY JAPAN編集部)