2019年は小規模ブランドの年になる? ~ミズノはST190ドライバーでブレイクできるか~

2018年の4大メジャー大会で優勝したのは全員、クラブメーカーと契約していない選手だった。ツアープロのキャディバッグの中身は、ドライバーさえも変わりつつある。

「ミズノと言えば、軟鉄鍛造アイアン」というイメージは日本だけでなく、世界に浸透している。その品質は折り紙つきだ。

20年以上前ではあるが、アマチュア時代のタイガーウッズはミズノのアイアンを使用していた。それ以外にも海外で活躍する多くのトッププロや、国内では中島常幸プロを筆頭に、プロやトップアマチュアに支持されていた。

最近でもミズノの軟鉄鍛造アイアンを使用しているプロは多く、その中の一人が現在ランキングNo.1のケプカだ(しかし彼はミズノと契約していない)。女子プロでも、賞金ランキング上位の選手たちが使用している。このようにミズノのアイアンは、間違いなく世界のトップオブトップの選手に支持され続けていると言っても過言ではない。

しかし、ドライバーはどうだろうか? ミズノのドライバーを使用しているトッププロと言っても、なかなか思い浮かばないだろう。

最近は、トッププロでもクラブメーカーと契約していないケースは珍しくない。これはアメリカに限った話ではなく、日本でも池田勇太プロや宮里勇作プロはクラブメーカーと契約していない。

契約がないということは、本当に使いたいクラブを使えるということだ。よって、彼らがどのクラブを選ぶかが、今後アマチュアゴルファーの注目をさらに集めることになるだろう。

今回のST190シリーズのドライバーは、今年爆発的な人気となったPING G400シリーズのように投影面積が大きく、一見するとアマチュア向けのクラブに見える。最近は、プロでもやさしいヘッドを使う傾向にあるので、ミズノにもチャンスは十分にある。

軟鉄アイアンで獲得した信頼を、ドライバーカテゴリーでも勝ち取ることができるか。今、ミズノの挑戦が始まろうとしている。
(MYGOLFSPY JAPAN編集部)


【ドライバー戦争に挑むミズノの勝算は?…
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