キャロウェイ 2020年クロムソフトボール ~強いられた挑戦~

2019年の品質管理問題により、今回新たな挑戦を強いられたキャロウェイ。ゴルファーの信頼を取り戻せるか?

2019年はキャロウェイのボールにとって最高に良い年だった。

同社として史上最高のマーケットシェアを獲得し、トゥルービズ人気は高まるばかり。多くのゴルファーがクロムソフトを好んでいる。

消費者から支持されていなければ20%前後のマーケットシェアを獲得できるはずがない。

しかしその一方で、品質管理問題にも直面した年でもあった。

これは、我々の行ったボールテストにおいて発覚し、同様の問題が歴代モデルでも見つかった。キャロウェイは正直にそれを認めて改善すると誓ったのだ。

これらすべての出来事により、キャロウェイは通常と異なる挑戦を強いられることになった。

ゴルファーたちが愛するクロムソフトのすべてを継承しつつ、世の中に知れわたったその不甲斐ない品質を改善するという挑戦を。

それだけに、刷新した新しいクロムソフトボールは、大きな期待を背負うことになった。

クロムソフトXに対しても、クロムソフトと同じ問題を多く抱えていた。Pro V1xやTP5x、ZStar XVに太刀打ちできなかった。ゴルファーが「X」と名のつくボールに求めるものとは程遠かったのだ。

キャロウェイはクロムソフトXの売上を見誤ったと、キャロウェイゴルフの上級副社長、ショーン・トゥーロン氏も言っている。これは予想ほど売れなかったという業界の言い回しだ。

キャロウェイは、クロムソフトを期待通りの素晴らしいボールに作り直そうと全力を尽くしている。

「二番手で終わるつもりはない、プレーしてみればこのボールに満足するはず。全く別物に生まれ変わった」と、トゥーロン氏は語る。

もしキャロウェイが低コンプレッションの(ソフトな)ツアーボールを開発できれば、タイトリストとの差別化をはかることができ、将来的にはタイトリストの首位を脅かすことも夢ではない。

キャロウェイはボールに模様やラインをペイントする機械を買うだけでなく、品質と一貫性を高めるためのテクノロジーにかなりの投資をした。とりあえず、素晴らしいボールを創るという準備は整ったようだ。

さあ、再出発だ。みなさんの目で、「全く別物に生まれ変わった」のか?調査してほしい。いずれ報告する、我々のボールテストの結果を楽しみにしていてほしい。

その前に、2020年モデルクロムソフトをチェックしよう!

(MYGOLFSPY JAPAN編集部)


【大きな期待を背負う2020年クロムソフトを紐解く
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