テーラーメイドP760アイアン ~2つのモデルが1つになるとき~

残念ながら、その美しいルックスは写真では伝え切れない。例えるなら、嫌々会ったお見合いの相手が驚くほど魅力的だった、という感じだ。

テーラーメイドは、常に革新的な技術でゴルフ界を牽引してきた。可変式ウェイト、可変式シャフト、ツイストフェースなど、「こんな機能があったら」と思うようなクラブを具現化してきたメーカーだ。

テーラーメイドはウッドが有名なので、アイアンと言われてもピンとこないかもしれない。しかし、過去を振り返ると「300フォージド」「rac」など他社にひけをとらない名器も存在する。

ただし、ここ最近に目を向けると、他社を圧倒するような技術や性能を生み出せていないのが現状だ。
シェアを拡大する勢いはあるものの、大ヒット商品はない。ウッドで成功しているだけに、テーラーメイドのアイアンに大きな期待を抱くゴルファーも少なくないはずだ

最近のアイアンの主流は、飛び系アイアンやプロライクなアイアンなど何かに特化したモデルであり、ヒット商品になることが多い。

今回のP760アイアンはマーケットでは中級者向けとされているようだが、メーカーとしてはこれを実際に使用するのは上級者になると考えているらしい。

上級者は、打感や打音などの感性を重視するゴルファーが多く、デザインは極めてシンプルなものを好む傾向がある。多くの機能を盛り込むほど、内部構造やデザインが複雑になり、感性の部分が失われる可能性が高い。

今回のP760アイアンのデザインが上級者からどのような評価を受けるのか、はたして上級者の感性にヒットするのかは興味深いところだ。
(MYGOLFSPY JAPAN編集部)


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