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〜Ready Golf が世界の潮流に〜
【日本ピッチ&パット協会よりルール改訂の話題】

 いよいよ来月、茨城県阿見町のジュンミニゴルフでピッチ&パットの公式戦がツアー形式で始まります。クラブ3本で100ヤード以内のパー3を回るショートゲームは、だれもが気軽に短時間で楽しめる。最近では、スコアと時間を競うスピードゴルフや、9ホールのみをプレーするハーフ競技も開催され、ゴルフ場までの往復時間も入れると約8時間も消費していた非経済的なスタイルから、ストレスなくゴルフというゲームの本質を楽しめるイベントが登場しています。


 これは世界の流れでもあります。ゴルフの総本山であるR&Aは3月1日、ゴルフ規則の大幅改訂を行い、複雑で難解だった規則の簡略化とプレー時間短縮のための新たなルール変更を盛り込んでいくことを発表しました。


 プレー時間の短縮が、レディ・ゴルフ(Ready Golf)の導入です。ゴルフは伝統的に“遠球先打"でホールより遠い人からプレーし、ティーインググラウンドでの打順も前ホールのスコアの少ない人から打つのがマナー。しかしレディ・ゴルフでは、競技者の安全が確保できる限り、ボールの位置に関係なく、ショットの準備ができた人から打つ。変更案では時間節約のための打順変更を推奨、各ストロークを40秒以内で行うことも明記している。ノロノロしているオナーがいれば、先に打ってもマナー違反にはなりません。アドレス後の1ストローク40秒はスロープレーヤーには少し厳しいかもしれません。以前のガルシアなら完全にアウトですね。


 昨年、アイルランドで開かれたアマチュア大会で、1ラウンド目はこれまでのルールでのプレー、2ラウンド目は、8項目の促進ルールを導入してプレーしたところ、約45分の時間短縮につながったそうです。具体的には、選手がグリーンサイドバンカーからショットし、同伴競技者より遠いグリーンに乗せた場合も、レーキで整地している間に、準備ができている同伴競技者がパットをすることなど。R&Aの変更案では、グリーン上のフラッグを抜かずにパッティングすることも認められ、ピンにボールが当たってもペナルティはありません。


 今回の規則変更は試行期間を経て、2019年1月から施行されますが、プロツアーでは大きな議論を呼びそうです。女子トーナメントでよく見られる光景で、帯同キャディがアドレス時に後ろに立って、ショットの方向を確認するルーティーンがありますが、こうした「アライメントの支援」も禁止となります。
 その他、主なルール変更についてもいくつか紹介しましょう。


 紛失球の捜索時間は現行の5分から3分に短縮されます。ボールの捜索中やグリーン上で、偶然、ボールを動かした場合、故意でない限りは無罰。グリーン上では、スパイクマークを含むすべての損傷を直すことができます。バンカー内では、小石や小枝などのルースインペディメントを取り除くことが可能となり、ショットがバンカーの壁に跳ね返って、自分に当たっても無罰。救済を受ける際に行うドロップの仕方も、これまでの肩の高さからボールを落とすのではなく、「地面から1インチの高さから」に変更になります。とりわけ傾斜地でのドロップでは、速やかに救済処置ができるため、プレーの時間短縮に貢献する改正となるでしょう。


 変更案の詳細は日本ゴルフ協会のホームページに譲りますが、理不尽と考えられてきたルールが廃止になり、新たなルールはプレーの促進に役立つ。これまで複雑怪奇なルールを覚える煩わしさと、丸一日がつぶれてしまうプレー時間のために、ゴルフを敬遠していた人々にとって、歓迎すべき規則変更になりそうです。
[フリーライター/一力裕太]


《下記の案内チラシをクリックまたはタップすると拡大することができます》

ザ・ショートゲーム大会の案内チラシが完成し、4月、5月の参加者募集が始まりました。
大会のエントリー方法などについては協会ホームページより。



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